2021.06.02 本場の水餃子が食べ放題! 新宿「天府舫」で味わう旨辛四川ランチ
様々な中華料理屋の定番サイドメニューとして、既に国民食となった感もある「餃子」。お店でも自宅でも、見る機会の多い料理ではないでしょうか。しかし、日本で主流になっているのは独自の進化を遂げた「焼き餃子」。水餃子派の方々にとっては、お目当てのお店を見つけるのが難しいかもしれません。
そこで今回は、日本では珍しい水餃子の食べ放題が可能な、新宿の「天府舫」をご紹介します。四川料理の名店としても知られており、麻婆豆腐は一度食べたら病みつきになること請け合い。1,000円以下で済むお財布への優しさも含め、天府舫ランチの魅力をお伝えします!
新宿駅西口徒歩8分。水餃子と味付け卵の食べ放題がもれなくついてくる天府舫のランチ
まずはお店へ。「天府舫」は新宿駅西口から大久保方面に徒歩8分ほど、逆の大久保駅からは徒歩5分ほどの場所にあります。直線距離では西武新宿駅が最も近いですが職安通りを迂回する必要があるため、どの路線でもアクセスは同じくらいだと思います。
「天府」とは元々は豊かな土地を表す言葉で、山脈に囲まれた四川省の別名として使われていました。「舫」は船を繋げるもやいを意味しており、知人との絆、日中を繋ぐもやいとしての願いを込めて命名されたそうです。「天府舫」で「テンフファン」と読みます。
メニュー紹介など、所狭しと貼り紙がされた店内の壁。貼られているのはディナーメニューですね。去年は緊急事態宣言の影響で閉めていた時期もあったのですが、今は制約を抱えつつもたくましく営業しています。
ランチメニューは、麻婆豆腐や回鍋肉などの1品料理系やチャーハン、担担麺などの麺類があります。どれも税込840円〜940円の価格帯に収まっている上に、全メニューに水餃子・味付け卵の食べ放題が付いているというのがポイント。また、料理の質も高く、単品で食べても十分満足できるクオリティです。早速一部をご紹介しましょう。
まずは定番の麻婆豆腐。1品料理は3パターンほどあり、それぞれ5種類が日替わりで変わるのですが、麻婆豆腐はいつでも頼むことができます。要するに鉄板、絶対の自信があるメニューということですね。
味付けは四川式でかなり辛いのですが、味は折り紙付き。ライスがおかわり自由なので、ご飯が進みそうです。しかし、お店によればこれでも辛さ控えめとのこと。ヒィィィーーー!
食べ放題の水餃子は、日本の餃子と比べると皮が厚めで、主食としても十分に通用する食べごたえです。よく中国人が仰天する組み合わせとして日本のラーメン餃子ライスが挙げられますが、焼き餃子と水餃子のイメージの差もありそうですね。中国では主流の水餃子、野菜も入ってヘルシーな一品です。
ちなみにタレも日本の餃子のタレとは異なり、四川風の辛めなものと、黒酢っぽい味わいの少し甘味のあるタレの2種類が用意されています。醤油でも食べられますが、なぜか微妙な感じがするから不思議です。ここは本場の食べ方に合わせておきましょう。
続いては麻婆茄子。豆腐とは違い、日替わりのローテーションによっては頼めないこともあるメニューです。豆腐と比べると辛さが控えめなので、辛いのが苦手な方にもオススメです。
料理としてのレベルも高く、トロットロのナスとひき肉の味わいがたまりません。これに水餃子が付くのですからリピート待ったなしでしょう。メニューにあったらぜひ1度お試しを。
最後は麺類を2種類ほどご紹介しましょう。担担麺と汁なし麻婆麺で、どちらも店内でよく見かける人気メニューです。普通のタンメンなどもそれなりに美味しいのですが、四川料理だけに辛いメニューの方が得意分野なのでしょう。
担担麺は麺自体はそれほど特徴がなく、どちらかといえばスープの旨辛さがセールスポイントです。ちなみに麺大盛り無料で辛さが調節できます。
汁なし麻婆麺の方は、単品の麻婆豆腐と中華麺の組み合わせ。写真はありませんが、汁ありの方はラーメンに麻婆豆腐が乗ったような感じになります。元々の麻婆豆腐の出来が良さが光る一品です。
餃子にタレをつけず、スープ餃子のようにして食べるのも結構気に入っています。シンプルな分、いろいろな食べ方を工夫してみるのもオススメです。
最後はセットでついてくるスープ、もやし、デザートをいただいて、ごちそうさまでした〜。ちなみに麺類を頼んだ時にはスープがつきません。
今回は安くてうまいを地で行く新宿の「天府舫」をご紹介しました。水餃子食べ放題はもちろん、麻婆豆腐の質も町中華のレベルを超えていますので、中華好き・餃子好き・辛い物好きのみなさまは一度訪れてみてはいかがでしょうか。