2023.08.05 30日間オートミールカレーダイエット -カレーで人は瘦せられるのか-(概要編)

毎年夏になるとスーパーなどで特集が組まれ、今や国民食となった感もある定番料理「カレー」。現在では日本で独自の進化を遂げた和製エスニック料理として、海外でも注目が集まっています。そんなカレーを目の前にして、ある時こう考えました。
もし自分の好物(要するにカレー)を毎日食べて痩せられたら、楽しくダイエットできるのでは?
ダイエットというと、どうしても「運動」「我慢」「節制」といった、禁欲的なイメージが先に来てしまいますが、楽しく痩せられたらそのほうが良いですよね。
そこで今回は「カレー」をテーマに、30日間のダイエットに挑戦したいと思います。あまりダイエットと結びつけて語られない料理、カレー。果たして何kg痩せられるのでしょうか。
カレーとは切っても切れないダイエットの大敵「糖質」。美味しく食べて痩せられる、ダイエット向きの穀物とは?
さて、カレーで痩せることを志してみましたが、実際には大きな壁が立ちはだかっています。それは・・・

カレーのお供「ご飯」。すなわち、糖質。

大変残念なことに、ご飯もインド人もびっくりなナンも、実に多くの糖質を含んでいます。おまけにGI値(血糖値の上昇しやすさ)もパスタや中華麺より高いため、「太りやすさ」という点では、カレーはかなり上位に来る料理だったりします。う〜ん、困った。これではダイエットのしようがない・・・。
しかし、カレーの糖質問題を解決する、ぴったりな食材がありました。それは・・・。

オートミール。ああ、帽子かぶったおじさんでしょ、あれってシリアルじゃん、とお思いの方、その通りでございます。
オートミールおじさんのおかげで知名度は高いものの、スーパーの棚でも大抵はシリアルのコーナーに置いてあるので、ご飯の代わりというイメージはあまり持たれていないであろう、オートミール。
しかし、オートミールにはいくつか種類があり、おかゆのような「インスタントオーツ」「クイックオーツ」のほか、ご飯のように食べられる「ロールドオーツ」というタイプも存在します。ロールドオーツはその名の通り、オーツ麦の粒を麦飯のように平たく加工してあり、水につけてレンジでチンするとご飯のように食べられます。最近流行っており「米化」と呼ばれていますね。

さらに、2022年にケロッグから発売された「粒感しっかりオートミールごはん」は、食感がさらにごはんに近くなり、代替品として十分に使えるレベルに。100gあたりの糖質量は白米と大差ないのですが、オートミールの方がGI値が低く、炊き上がりの水分量が多いので、実際の糖質が少ない、というわけですね。
試しに、60gのオートミールと120gの白米を比較してみました。左がオートミール60g、右が白米120gです。

炊き上がりのグラム数で見ると、オートミールが170gくらいなのに対して、白米は250gくらいになります。重量は白米の方が多いのですが、見た目はさほどでもなく、このくらいの差なら置き換えても気になりにくいと思います。
ちなみに、パッケージなどに書いてあるオートミールの1食分は30gなのですが、当企画では最初は60gからスタートし、徐々に減らしていく、という方法を採りました。慣れてくると、次第に60gが多く感じてくるから不思議です。

30日間オートミールカレーを食べ続けて痩せる「オートミールカレーダイエット」。毎食違うカレーを紹介していきますので、カレーが好きな方も、ダイエットに興味がある方も、よろしければお付き合いくださいませ。ではまた次回。
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